学生による西サハラ分科会がJICA地球広場で開催
【日本語/English】
お盆前日となる8月12日、ジャパンユースプラットフォーム（JYPS）によるTICAD7ユースサミットが、東京・市ヶ谷のJICA地球ひろばで開催されました。
本サミットは、「TICAD7に向けて、より多くの若者のアフリカへの関心を高め、ネットワークを構築し、今後のアクションを促進」することを目的としたものです。また、「日本とアフリカの若者で、TICAD7の三本柱（人間の安全保障、経済開発、平和と安定）に関わる、教育、雇用、紛争、保健、開発とビジネス、西サハラなど幅広い分野を議論し、提言を行」うとしています。
当日は14人の大学生や大学院生によって運営され、各方面の専門家11人が登壇していました。参加者総数は約80名で、高校生の参加者も見られました。
午後の部は3つの分科会が設定されており、そのひとつは「西サハラから考えるアフリカの平和」というもの。7月3日に開催された「西サハラセミナー」を聴講してくれた山口和美さんが、この企画を立案してくださったのでした。
西サハラ分科会の登壇者は、前セミナー同様、AJF稲場さんと私です。当日は約30名の学生が、AJF稲場さんと私のお話しに耳を傾けてくれました。
分科会後に私は、別室でアフリカ各地のスライドショーを上映しつつ、出展ブースで西サハラに関する質疑応答や、西サハラの民族衣装であるダラーアやメラフファを展示していました。
このサミットの参加者に加え、前回の「西サハラセミナー」で抱いた疑問や質問を聞くために参加してくれた学生たちが、私のブースに足を運んでくれました。
メディアでなかなか取り上げられることのない西サハラ問題について、学生自らの手によって考える場が設けられたことは、極めて有意義で勇気のあるものです。おそらく、近年ではなかったことでしょう。
西サハラ問題最大の問題は、「知られていないこと」だと感じています。
このサミットを機に、西サハラ事情がさらに共有されていくことを願っています。
山口さんはじめ、JYPSのみなさま、ほんとうにありがとうございました。
A session about Western Sahara issues hold by Japan Youth Platform for Sustainability
On 12th of August, Japan Youth Platform for Sustainability(JYPS) held TICAD7 Youth Summit at JICA, Tokyo. JYPS is a platform for youth in Japan. This summit is organized to increase interests about African issues, interaction of young people who concern about Africa. They also advocate their opinion on TICAD7. TICAD(Tokyo International Conference on African Development)is held at the end of this month.
This summit is organized by 14 students. 11 speakers and around 80 participants attended.
There were 3 sessions at the venue. One of them was . It was planned by Kazumi Yamaguchi who is a student of Tokyo University. Masaki Inaba and I talked about issue at this session.
After the session, a lot of students visited me to bring their questions and impressions. I also exibited Melfa and Daraa, which is a traditional costume of Saharawi people. They tried and enjoyed to wear.
It was really significant and rare session. Only the students planned the Western Sahara issue’s session. It would the first time in Japan.
Now Western Sahara issue has started to spread between young people in Japan.
I am admiring their work and friendship.
Photo: Moeno Inukai (JYPS)