<アフリカ開発会議>最後の植民地・西サハラの代表団が来日(4) TICAD本会議初参加の意義はあったか

◆なぜ西サハラに直接接触しないのか
サハラ・アラブ民主共和国(RASD)の外相ウルド・サーレク氏は、「次に、経済について」と、話を続けた。
「西サハラはアフリカの中で最も豊かな国の一つです。天然ガスと石油が埋蔵されています。西サハラの沿岸には、アフリカで最も豊かな漁場があります。ここでモロッコが不法操業して獲った多くの水産物が日本に送られています。また、ダイヤモンドや金などの貴金属も、西サハラにはあります」
つい先日、水産業界紙に輸入タコの産地の考察を促すコラムが掲載されていた。西サハラの豊かな海の幸が、西サハラ産だと気づかれないまま、ずっと日本に届けられてきた。

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